(あべしゅうじ)
映画プロデューサー・コピーライター・クリエイティブディレクター・CMディレクター。自身の事務所である株式会社阿部秀司事務所・代表。株式会社ロボット・顧問。
慶應義塾大学を卒業後、広告代理店である第一企画(現在の株式会社ADKホールディングス)におけるコピーライターやクリエイティブディレクターとしての勤務を経て、1986年に企画制作・映像制作会社である株式会社ロボットを創業。以後、数々の大ヒット作にプロデューサーとして携わる。2010年には、株式会社阿部秀司事務所を設立。
代表的なプロデュース作品には、東京の下町を舞台に、山崎貴が監督を務め、吉岡秀隆・小雪・堤真一・堀北真希らの出演で大ヒットを記録した2005年の映画「ALWAYS 三丁目の夕日」や、同じく山崎貴が監督を務め、岡田准一や井上真央、三浦春馬らの出演で話題となった2013年の映画「永遠の0」などがある。
そのほかのプロデュース作品は、「BALLAD・名もなき恋のうた」「おっぱいバレー」「少林少女」「ガチ☆ボーイ」「UDON」「LIMIT OF LOVE」「海猿」「銀色のシーズン」「パラサイト・イヴ」「サトラレ」「ジュブナイル」「容疑者・室井慎次」「交渉人・真下正義」「海賊とよばれた男」「RAILWAYS – 49歳で電車の運転士になった男の物語」「DESTINY/鎌倉ものがたり」「嘘を愛する女」「ワイルド7」「ドラゴンクエスト/ユア・ストーリー」「ルパン三世・THE FIRST」「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」など、多数。
主な受賞歴に、優れた功績を残した映画製作者に贈られる「藤本賞」や、日本映画テレビプロデューサー協会より映画・テレビ作品や俳優・プロデューサーに贈られる「エランドール賞」などがある。
死因などの詳細は明らかになっていない。74歳。死去の事実は、10日程が経過してから東宝株式会社より発表された。