篠原眞

(しのはらまこと)
作曲家。大阪府大阪市に生まれ、東京都で育った。京都府にも住まいがあるほか、オランダ第4の都市ユトレヒトに住むことも多く、日本とオランダを主な拠点として活動していた。日本初のモンテッソーリ教師である赤羽惠子の夫。

東京藝術大学を中退してフランスへ渡り、作曲家・音楽教師であったトニー・オーバンや、ピアニスト・オルガン奏者であったオリヴィエ・メシアンに師事。その後ドイツに移住、作曲家のカールハインツ・シュトックハウゼンに師事した。電子音楽を駆使したアヴァンギャルドな手法の作品を数多く残したことで知られ、世界的に活躍した。

主な作品に、「Liberation/解放」「Ways of Dreams/夢路」(管弦楽)、「Alternance/交互」「Kassouga/春日」「Consonance/協和」「Cooperation/協力」「Fragmente Duo/断片・デュオ」(室内楽)、「Passage/移り行き」「Flow/流れ」「Tendance/傾向」「Fluctuation/たゆたい」(独奏)、「On Travel/たびゆき」(声楽)など、多数。そのほか、東京都立日比谷高等学校の校歌も当人の作品である。

東京都内にある施設にて死去。死因は、胃癌であった。92歳。

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