吉江豊

(よしえゆたか)
プロレスラー。身長1m80cm、体重160kgの恵まれた体格を生かして迫力ある試合を展開し、明るく奔放な性格とも相まって人気を博した。WAHAHA本舗に所属していた元芸人で、お笑いユニット「ラジークイーン」としても活躍していたよしえつねおの弟。

群馬県前橋市に生まれ、桐生市にある樹徳高等学校を卒業後、1994年に新日本プロレスに入門。ケガの影響で長期休養するなどの経験を経て、2003年には棚橋弘至とのタッグチームでIWGPタッグ王座を獲得するなど活躍した。2006年に新日本プロレスを退団、以後、シーホースコーポレーションが運営する無我ワールド・プロレスリングに所属したこともあったが、ほぼ一貫してフリーとして活動。全日本プロレスやプロレスリング・ノアなどを中心に試合を続けていた。

主な獲得タイトルに、上述したIWGPタッグ王座のほか、世界タッグ王座(全日本プロレス)、DRAGON CUP 2007優勝(無我ワールド・プロレスリング)、NWAインターコンチネンタルタッグ王座(プロレスリングZERO1)、ヤマハカップ優勝(闘龍門)など。

得意技に、ボディスプラッシュ、ヒップドロップ、ランニングヒップブレス、カナディアン・ハンマー、ハーフネルソン・スープレックスなどがある。

テレビ東京系列で放送されていた特撮テレビドラマ「ライオン丸G」や、TBS系列で放送されていた同じく特撮テレビドラマ「ウルトラマンガイア」などへの出演歴もある。

死因は、動脈硬化であった。50歳。群馬県高崎市にある「Gメッセ群馬」にて行われた全日本プロレスでの試合後、控室で急に体調を崩して病院に緊急搬送されたが、そのまま帰らぬ人となってしまった。試合中に危険な技をかけられたような事実はなかったため、当初死因は不明とされていたが、翌日になって全日本プロレスの役員により、動脈硬化により亡くなったことをご遺族より聞いた旨が明らかにされた。

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