実業家・企業家・球団経営者・元バスケットボール選手。世界最高峰のプロ野球リーグであるアメリカ・メジャーリーグのボストン・レッドソックスにて、CEO(最高経営責任者)を務めていたことで知られている。なお、日本では「ラリー・ルッキーノ」「ローレンス・ルキーノ」「ローレンス・ルッキーノ」などと表記されることもある。
アメリカ合衆国北東部ペンシルベニア州のピッツバーグ出身。ニュージャージー州プリンストンに本部を構えるプリンストン大学に在学中はバスケットボール選手として活躍し、元NBAのスター選手で、のちに上院議員として大統領候補にもなったビル・ブラッドリーとチームメイトだった。
ボルチモア・オリオールズやサンディエゴ・パドレスにてCEOや球団社長を務めたあと、自身も所属するジョン・W・ヘンリーの投資グループがボストン・レッドソックスを6.9億ドルで買収した際、球団社長(CEO)に就任した(2002年)。2004年には同球団を86年ぶりのワールドシリーズ制覇に導いたほか、日本からアメリカに渡った岡島秀樹や松坂大輔を擁した2007年、および田沢純一や上原浩治が在籍した2013年にもワールドシリーズ制覇を成し遂げるなどの功績を残した。2015年にCEO退職。
死因は、癌であった。78歳。晩年は同病により闘病生活を送っていたという。