武田花

(たけだはな)
写真家・随筆家(エッセイスト)。作家・小説家である武田泰淳、および随筆家である武田百合子の娘。

1951年、東京都生まれ。文京区に本部を構える東洋大学を卒業後、アルバイトなどを経て、1980年に写真集「猫町横丁」にて写真家デビュー。35歳となる1986年には、初めての写真展「猫のいた場所」を開催した。1990年には、写真集「眠そうな町」で木村伊兵衛写真賞を受賞。一方で、随筆家としてフォトエッセイなども発表した。

上述した作品以外の写真集には、「猫・陽あたる場所」「猫 – TOKYO WILD CATS」「SEASIDE BOUND」「猫・大通り」などがある。フォトエッセイでは、「カラスも猫も」「仏壇におはぎ」「One day そして、陽は落ちる」「煙突やニワトリ」「犬の足あと猫のひげ」「イカ干しは日向の匂い」「猫のお化けは怖くない」「猫光線」「ポップス大作戦」など。そのほか、母親である武田百合子の作品「遊覧日記」には、当人が撮影した写真が掲載されている。

東京都内にある病院にて死去。死因は、甲状腺疾患であった。72歳。死去の事実は、葬儀などを近親者によって済ませたあと、亡くなってから8日ほどが経過してから明らかとなった。

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