(しょうじてるえ)
漫才師・女優。漫才トリオ「かしまし娘」のメンバーとして知られている。本名である「正司照江」や、「正司照恵」(読み同じ)の名義で活動していた時期もある。石井光三オフィスの取締役からSHUプロモーション代表取締役社長となり、タレントの磯野貴理子の元夫でもある正司宏行の母。
1933年、北海道小樽市に生まれ、1956年、姉である正司歌江、妹である正司花江とともに「かしまし娘」としてデビュー。浪曲や流行歌などを積極的に取り入れた音楽漫才で高い人気を博す。「うちら陽気なかしまし娘・・・」で始まる軽快なテーマソングは、耳に残る印象的なフレーズとして広く国民に愛された。
1966年には、「かしまし娘」として上方漫才大賞を獲得。2018年、上方演芸の殿堂入り。女優としても活躍し、NHK(日本放送協会)の連続テレビ小説である「カーネーション」など、テレビドラマを中心に数々の作品に出演した。
大阪府にある自宅にて死去。死因は、「急性心臓死」とされている。91歳。