坂田信弘

(さかたのぶひろ)
プロゴルファー・漫画原作者。数々の人気漫画作品で原作を手掛けたほか、プロゴルファーとして若手のゴルファーを育成する組織「坂田ジュニアゴルフ塾」を主宰していた。

1947年、熊本県熊本市生まれ。京都大学を中退後、自衛隊入隊などを経てプロゴルファーを目指すようになり、1975年、28歳のときにプロテストに合格。1980年代前半からは、プロゴルファーとして数々のトーナメントに出場しながら、一方で執筆活動にも勤しむようになる。競技生活では目立った活躍はないが、レッスンプロとして才能を開花させ、1993年、上述した「坂田ジュニアゴルフ塾」を開校。ときにスパルタとも言われる厳しい教育により、古閑美保、原江里菜、笠りつ子、上田桃子など数々のトッププロを生み出した。

原作を手掛けた代表的な漫画作品にはスポーツを題材にしたものが多く、1991年に「ビッグコミックオリジナル」で連載が開始され、小学館漫画賞(青年一般部門)を受賞した「風の大地」(作画:かざま鋭二)や、「週刊少年サンデー」で連載され、万乗大智の作画で人気を博したゴルフ漫画「DAN DOH!!」、「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載され、天才ランナーの成長をテーマとした作品「奈緒子」などがある。

そのほか、「でんでん虫」「ひかりの空」「インパクト」「Gドライブ」「雲の行方」「大地の子みやり」「天才伝説」など。

著書には、「ゴルフ進化論」「真実のゴルフ」「ゴルフ勝利の基本方程式」「ラウンド進化論」「スコアアップの真実」など。

「ゴルフ進化論」(シリーズ)などのレッスンビデオ作品や、「坂田信弘のザ・ゴルフレッスン(NHK教育テレビ)」「人間解析ドキュメント(TBS系列)」「坂田信弘のゴルフ理論(テレビ熊本)」といったテレビ番組などでも活躍した。

主な受賞歴に、上述した小学館漫画賞のほか、ゴルフ界特別功労賞など。

死因などの詳細は明らかになっていない。76歳。

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