(ばばひろかず)
麻雀ライター・プロ雀士。ファンの間では、「バビィ」「ババプロ」などの愛称で親しまれた。かつては、最高位戦日本プロ麻雀協会に所属。
1959年、東京都生まれ。立教大学への入学と同時にプロ雀士(最高位戦日本プロ麻雀協会Bリーグ)となり、当時は史上最年少として話題になった。程なくして東京六大学麻雀リーグを発足の上、立教大学のキャプテンとして出場するなど活躍。大学を中退後は、「近代麻雀」などの麻雀雑誌で編集やライティングを務めた。1999年には「有限会社バビロン」を設立、「麻雀企画集団バビロン」の総帥としてドラマやアニメの指導を手掛けるなどの活動を続けた。俳優の斎藤工が主演した映画「麻雀放浪記2020」や、女優の浜辺美波が主演した映画「咲 – Saki -」などでも闘牌指導を担当している。また、東京六大学麻雀リーグ戦における明治大学のキャプテンで、のちに漫画家となる片山まさゆきの作品「ぎゅわんぶらあ自己中心派」や「スーパーヅガン」では、「ババプロ」というキャラクターで登場し、人気を博している。
主な著書に、「近代麻雀・何を切る(シリーズ)」「マージャン百科全書」「ロッキー&バビィの麻雀大会へようこそ」「芸能界麻雀最強位決定戦/THE われめDEポン(シリーズ)」「答えてバビィ」「バビィ&ロッキーの超明解!実戦麻雀」「何を切る!?MASTER」「完全無欠のフリー雀荘入門大宝典」「メキメキ強くなる!バビィの麻雀特訓コース」「実戦!ブレイン麻雀」「手牌が透ける!?バビィの麻雀捨て牌読み」「対応力に差がつく – 現代麻雀の常識次の一手」「バビィのメンチン何切る」「馬場裕一の見た夢」「麻雀最強戦全史」など、多数。
テレビにも数多く出演しており、その番組には、「THEわれめDEポン」「麻雀最強戦」「モンド麻雀プロリーグ」「女流雀士のノックアウト★マッチ」「妻にはショナイで!」「麻雀プロ団体日本一決定戦」「麻雀脳」「日テレプラス麻雀リーグ」などがある。
そのほか、麻雀に関するオリジナルビデオやDVD作品も多数。
死因は、癌であると思われるが、詳細は明らかになっていない。65歳。3年半ほど前より癌で闘病中であることが公表されていた。死去の事実は、当人が所属する麻雀企画会社「株式会社バビロン」の代表取締役・黒木真生氏がSNSで発表した。