桂米丸(4代目)

(かつらよねまる)
落語家。甲高い声で人気を博し、近年は落語界の最長老として存在感を示していた。落語芸術協会最高顧問・元会長。紫綬褒章・勲四等旭日小綬章受章者。

1925年、神奈川県横浜市生まれ。20歳である1946年、新作落語の第一人者として人気だった古今亭今輔(5代目)に入門。早くから頭角を現し、僅か3年が経過した1949年に「四代目桂米丸」を襲名、真打に昇進した。芸を磨く傍らでテレビ番組などでも活躍し、年齢を重ねても多方面に渡って精力的に活動した。弟子には、桂米助(ヨネスケ)氏や、2018年に亡くなった桂歌丸氏など、のちに大きな人気を集めることとなった多数の落語家がいる。1976年からは、23年間に渡って落語芸術協会の会長を務めるなど、落語界の発展にも尽力した。

主な演目に、「相合傘」「びっくりレストラン」「狭き門」「タクシー時代」「ジョーズ」「ドローン出前」などがある。

出演した主なテレビ番組に、日本テレビ系列で放送されている大人気長寿番組「笑点」を始め、「日曜演芸会」「お笑いマンガ道場」「徹子の部屋」「お笑いスター誕生!!」などがある。

また、「落語野郎(シリーズ)」「爆笑野郎・大事件」「女賭場荒し」「異人たちとの夏」「博多っ子純情」といった映画や、ラジオCMなどにも多数出演した。

東京都内にある病院にて死去。死因は、老衰であった。99歳。死去の事実は、近親者によって告別式などが執り行われたあと、亡くなって4日ほどが経過してから落語芸術協会より明らかにされた。

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