チチ・ロドリゲス

プロゴルファー(プエルトリコ)。PGAツアー8勝、アメリカシニアツアー22勝などの輝かしい成績を残し、プエルトリコ人として初めて世界ゴルフ殿堂入りを果たしている。

1935年、プエルトリコのリオ・ピエドラスで6人兄弟の次男として生まれる。幼少時代よりゴルフを覚え、キャディなどを経験しながら腕を磨く。その後、十代後半時における朝鮮戦争中のアメリカ陸軍従軍などを経て、1960年よりプロに転向しアメリカツアーに参加。通算8勝を挙げたほか、プレイの合間に見せる「マタドール・ルーティン」と呼ばれるパフォーマンス(クラブを剣のように振り回すもの)や、「チチ・ダンス」と呼ばれるダンス(サルサの踊りのようなステップを踏むもの)などで観客を大いに楽しませ、その高いプロ意識が多くの人気を集めた。晩年は慈善活動に注力していたほか、ラジオ番組でMCを務めるなど、そのカリスマ性を発揮しながら多彩なジャンルで活躍していた。

主な受賞歴に、ヒスパニック表彰、ボブ・ジョーンズ賞(全米ゴルフ協会)、オールド・トム・モリス賞(全米ゴルフ場管理者協会)など。

死因などの詳細は明らかにされていない。88歳。1998年には心臓発作を起こしたこともあるが、血管形成手術により一命を取り留めている。

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