ジーナ・ローランズ

女優(アメリカ)。映画監督・俳優であるジョン・カサヴェテスの妻。

1930年、アメリカ合衆国・中西部ウィスコンシン州のマディソン生まれ。地元のウィスコンシン大学を卒業後、ブロードウェイの舞台などでの活躍を経て、1957年に銀幕デビュー。以後、数々の映画やテレビシリーズに出演した。夫であるジョン・カサヴェテスが手掛けた1977年の作品「オープニング・ナイト」ではベルリン国際映画祭銀熊賞(最優秀女優賞)に輝いたほか、2015年にはアカデミー賞(名誉賞)も受賞している。

出演した主な映画は、上述した「オープニング・ナイト」を始め、「脱獄」「愛の奇跡」「トニー・ローム」「こわれゆく女」「フェイシズ」「パニック・イン・スタジアム」「明日よさらば」「ブリンクス」「テンペスト」「グロリア」「ラヴ・ストリームス」「愛と栄光への日々」「私の中のもうひとりの私」「ナイト・オン・ザ・プラネット」「ワンス・アラウンド」「愛に迷った時」「シーズ・ソー・ラヴリー」「ネオン・バイブル」「マイ・フレンド・メモリー」「微笑みをもう一度」「きみに読む物語」「スケルトン・キー」「テイキング・ライブス」「ブロークン・イングリッシュ」「パリ、ジュテーム」など、多数。

テレビドラマ・テレビ映画・テレビシリーズでは、「87分署」「フェアリーテール・シアター」「サーズデイ・チャイルド」「サイレント・ローズ」「愛を奏でて」「アイリス」「ユマ・サーマンの運命の人を探して」「ペイトン・プレイス物語」「カラー・オブ・ラブ」「神さまは太陽のあたたかさ」「名探偵モンク」「NCIS – ネイビー犯罪捜査班」「NUMBERS – 天才数学者の事件ファイル」など。

主な受賞歴に、上述したベルリン国際映画祭銀熊賞(最優秀女優賞)やアカデミー賞(名誉賞)のほか、ロサンゼルス映画批評家協会賞(生涯功労賞)、ゴールデングローブ賞(主演女優賞)、エミー賞(女優賞、助演女優賞)、ボストン映画批評家協会賞(主演女優賞)、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞(主演女優賞、生涯功労賞)などがある。

アメリカ合衆国・西部カリフォルニア州リバーサイド郡のインディアンウェルズにある自宅にて死去。死因などの詳細は公表されていないものの、アルツハイマー病(認知症)を患っていたという。94歳。

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