佐々涼子

(ささりょうこ)
作家・小説家。遺体や遺骨を遺族のもとへ届ける国際霊柩送還士の活躍を描いた「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」などの代表作を持つノンフィクション作家として有名。

1968年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学を卒業後、日本語教師などを経て39歳にしてライターへ転身。2012年、「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」で開高健ノンフィクション賞を獲得し、一躍脚光を浴びた。同作品は、2023年にAmazon Originalドラマとして米倉涼子主演でドラマ化され、世界同時配信されている。

「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」を始め、人間の生と死を描いた作品が多く、2011年の東日本大震災により被災した宮城県石巻市の製紙工場を舞台にした「紙つなげ!彼らが本の紙を造っている」や、終末医療をテーマとした「エンド・オブ・ライフ」なども代表的な作品の1つ。そのほか、「海外で亡くなった人を運ぶ仕事」「駆け込み寺の男」「チベット仏教と死と医療」「ボーダー・移民と難民」「ミケと寝損とスパゲティ童貞」「オウム以外の人々」「夜明けを待つ」などがある。

神奈川県横浜市にある自宅にて死去。死因は、悪性脳腫瘍であった。56歳。2022年に同病に罹患していると診断され、闘病生活を続けていた。

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