ジェームズ・アール・ジョーンズ

俳優・声優(アメリカ)。独特の存在感を醸し出す演技で俳優として活躍したほか、美声を活かして声優としても数多くの作品に出演。世界中に数多くのマニアを抱える大ヒット映画「スター・ウォーズ」シリーズにおける悪役「ダース・ベイダー」の声を担当していたことで特に知られている。同じく俳優であったロバート・アール・ジョーンズの息子。

1931年、アメリカ合衆国ミシシッピー州アーカバトラ生まれ。ミシガン州アナーバーの州立大学であるミシガン大学に入学後、21歳のときにニューヨークへ渡り、ブロードウェイなどの舞台で活動を開始。俳優への道を歩み始める。映画デビューは、世界の巨匠スタンリー・キューブリックが監督を務め、ピーター・セラーズらの出演で話題となった1964年の作品「博士の異常な愛情 – または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」であった。1970年には、マーティン・リットが監督を務めたボクシング映画「ボクサー」でアカデミー賞(主演男優賞)にもノミネートされた。

その後、ジョージ・ルーカス監督の「スター・ウォーズ」シリーズのエピソード4にあがる作品「新たなる希望」にて悪役ダース・ベイダーの声を担当。一躍スターダムにのし上がる。以降、2022年まで同シリーズ作品においてダース・ベイダーを演じ続けた。

俳優として出演した映画には、上述した「博士の異常な愛情」や「ボクサー」を始め、「カリブの嵐」「エクソシスト2」「コナン・ザ・グレート」「ミスター・ソウルマン」「キング・ソロモンの秘宝2」「星の王子ニューヨークへ行く(シリーズ)」「マイリトルガール」「レッド・オクトーバーを追え!」「フィールド・オブ・ドリームス」「スニーカーズ」「パトリオット・ゲーム」「ジェファソン・イン・パリ」「ミート・ザ・ジェンキンズ」などがある。

声優として出演した映画では、上述の「スター・ウォーズ」シリーズを始め、「ピノキオ – 新しい冒険」「ラーマーヤナ – ラーマ王子伝説」「ライオン・キング(シリーズ)」「ロボッツ」「キャスパー」「がんばれ!ベンチウォーマーズ」など。

そのほか、「ザ・シンプソンズ」「フェアリーテール・シアター」「スターゲイト SG-1」「Dr.HOUSE」「ビッグバン★セオリー」など、テレビ映画やテレビシリーズでも幅広く活躍した。

主な受賞歴に、トニー賞(演劇主演男優賞)、エミー賞(ドラマシリーズ主演男優賞、ミニシリーズ/テレビ映画助演男優賞)、アカデミー賞(名誉賞)など。

アメリカ合衆国東部ニューヨーク州ダッチェス郡にある自宅にて死去。死因などの詳しいことは公表されていない。93歳。

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