フィル・レッシュ

ミュージシャン・ベーシスト・作曲家。世界的な人気ロックバンド「グレイトフル・デッド」のメンバーとして知られている。

1940年、アメリカ合衆国西部太平洋岸にあるカリフォルニア州バークレー生まれ。カリフォルニア大学在籍中にイタリアの作曲家であるルチアーノ・ベリオと出会い、音楽を学ぶ。ほどなくして音楽活動を開始するが、当初はプロのトランペット奏者としての活動だった。ロックバンド「グレイトフル・デッド」として活動を始めたのは1960年代半ばで、結成当時からのオリジナルメンバーとして長きに渡って同バンドに貢献。数々の楽曲でベースギターを担当したほか、代表曲「ボックス・オブ・レイン」などでは作曲も手掛け、リードヴォーカルも務めた。1994年、メンバーの1人としてロックの殿堂入りも果たしている。

「グレイトフル・デッド」解散後は、自らのバンド「フィル・レッシュ&フレンズ」を立ち上げて音楽活動を継続。一方で、妻のジルらと一緒に慈善団体「Unbroken Chain Foundation」を運営するなど、慈善活動にも尽力した。

「グレイトフル・デッド」としての作品に、「ザ・グレイトフル・デッド」「凍てついた肖像」「太陽の賛歌」「シェイクダウン・ストリート」「ブルース・フォー・アラー」「アメリカン・ビューティー」「ウェイク・オブ・ザ・フラッド」「ディラン&ザ・デッド」「デッド・セット」「レコニング 」「イン・ザ・ダーク」「ゴー・トゥ・ヘヴン」などがある。グラミー賞(特別功労賞生涯業績賞)などの受賞歴も多数。

「フィル・レッシュ&フレンズ」として発表したアルバムには、「There&Back Again 」「Live at the Warfield」「Love Will See You Through」など。

書籍に、「Searching for the Sound:My Life with the Grateful Dead」といった自伝などがある。

フィル・レッシュ 死因

死因などの詳しい情報は明らかになっていない。84歳。死去の事実は、当人のSNS(Instagram)公式アカウントにて公表された。慢性のC型肝炎に悩まされ、1998年には肝臓移植を受けているが、因果関係などは不明。

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