元テレビ局職員・声優・ナレーター。インターネットがまだ一般化されていない1980年代後半から1990年代前半の初期時代において、アメリカ合衆国の大手プロバイダーであるアメリカ・オンライン(AOL:America Online)でメールの着信を知らせる「ユー・ガット・メール」の声を担当していたことで有名。
1949年、アメリカ合衆国東部メリーランド州生まれ。ハイスクール時代よりテレビやラジオなどのメディア業界で働き始め、のちにCMのナレーターやアナウンサー、ときには司会者をも務めるようになる。1989年、まだ無名だったアメリカ・オンライン(AOL)で、当時CEO(最高経営責任者)であったスティーブ・ケース氏がソフトウェアを売り出す際、ボランティアで声の演出に参加。「ユー・ガット・メール(You’ve Got Mail)」を始め、「ウェルカム(Welcome)」「ファイルズ・ダーン(Files Done)」「グッバイ(Goodbye)」という合わせて4つの声を録音した。当該ソフトウェアが広まるにつれ、これらの声はやがて数億人規模の人間が耳にするようになり、当時のAOLを象徴するフレーズとして親しまれることになる。2019年には、メディアのインタビューで当時を回想し、突如としてAOLがブームになった背景と、誰もがそれを予想だにしなかった状況について語っていた。
エルウッド・エドワーズ 死因
アメリカ合衆国南部ノースカロライナ州にある自宅にて死去。死因は、脳卒中の合併症であった。74歳。