神太郎

(じんたろう)
タレント・俳優・ナレーター・DJ(ディスクジョッキー)。特に、グルメ番組における食のリポーターのパイオニア的存在として有名。

1942年、福島県郡山市生まれ。東京都文京区にある東洋大学在学中から俳優として活動を始め、卒業後は落語家を目指して立川談志に弟子入り。落語は1年程の修行で断念するものの、1968年にラジオ関東(現在のアール・エフ・ラジオ日本)の深夜番組「ヒット・ゴー・リーダーズ」でディスクジョッキーとしてデビューを果たす。以後、俳優としてテレビドラマや映画に出演するようになる一方で、独特の低音ボイスを活かして司会やナレーターなどでも活躍した。

グルメ番組の草分け的存在としてテレビ東京系列で放送されていた「食キング!クイズ地球まるかじり」では1983年の番組開始当初よりグルメリポーターを務め、広くお茶の間の人気を博した。また、関西国際新空港開港式典、沖縄海洋博覧会、国際花と緑の博覧会、国際科学技術博覧会、国際サッカーフェスティバル、つくば科学博覧会、全国植樹祭といった大規模なイベントや国際的な博覧会で司会を務めるなど、その活躍の場は留まるところを知らなかった。

出演した主なテレビドラマは、「ザ・ガードマン」「東京コンバット」「なんたって18歳!」「柔道一直線」「紫頭巾」「非情のライセンス」「Gメン’75」「特捜最前線」「江戸の激斗」「草燃える」「関ヶ原」「鬼平犯科帳」「ザ・スーパーガール」「リバースエッジ大川端探偵社」瀬戸内少年野球団」「女弁護士・水島由里子の危険な事件ファイル」「江戸の朝焼け」など、多数。

映画では、「霧にむせぶ夜」「女囚さそり – けもの部屋」「殺し屋人別帳」「狼よ落日を斬れ」「股旅」「暴力教室」「脇役物語」「任侠花一輪」など。

そのほか、「モンテンルパの夜はふけて」「サロメ」「婢伝五稜郭」「後鳥羽伝説殺人事件」などの舞台や、「男のラジオTO-NITE」「お若けえのお待ちなせえ」「DAY BREAK」「ステレオ・サンデー・ミュージック」などのラジオ番組、「クイズ地球まるかじり」「我が家・大作戦!」「6時です!4チャンネル」などの情報番組・バラエティ番組、「ボストンクラブ」(キリン・シーグラム)といったテレビCMなどでも活躍した。

神太郎 死因

死因など詳しい情報は公表されていない。82歳。死去の事実は、親族のみで葬儀などが執り行われたあと、亡くなって1週間が経過してから、所属事務所であるオフィス・トゥー・ワンより発表された。

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