小中陽太郎

(こなかようたろう)
作家・小説家・評論家・翻訳家。

1934年、兵庫県神戸市に生まれ、幼少時代は中国の上海にて生活。東京大学を卒業後、1958年に日本放送協会(NHK)に入社。ディレクターとしてドラマやバラエティ番組の制作に携わったのち、1964年に独立してフリーとなる。1965年には、作家の小田実らと「ベトナムに平和を!市民連合」(略称:ベ平連)を結成。ベトナムを始め、フランスやスウェーデンなど各国に赴き、国際的な連帯活動に奔走した。以後、作家・小説家として数々の著作を発表する傍らで、ウェストヴァージニア大学客員教授、ニューヨーク市立大学客員教授、中部大学教授、名古屋経済大学客員教授、星槎大学客員教授、アジアキリスト教協議会議長、日本ペンクラブ専務理事などの要職を歴任。また、「マスコミ九条の会」の呼び掛け人なども務めた。

主な著作(共著・編著を含む)に、「愛と別れ」「天誅組始末記」「私の中のベトナム戦争」「手づくりの論理」「小説灘高校」「体験」「世界艶遊パック」「ジーンズの平家たち」「おれは何を目指せばいいんだ」「溶解する思想」「栃若一代」「よい子わるい子いじめっ子」「ぼくは人びとに会った」「ブラウン管のなかのアメリカ」「小中陽太郎のアメリカン・コラム」「正義は川の流れのように」「笑うな!わが中年パソコン術」「青春の夢 – 風葉と喬太郎」「一人ひとりのマスコミ」「今こそ平和を実現する」「上海物語 」「翔べよ源内」「ラメール母」「娘がグローブを買う日」「青年にとって労働とは何か」「対決・刑法一七五条」「メディア・リテラシーの現場から」など、多数。

翻訳では、「この本を盗め」(アビー・ホフマン)、「閉ざされた扉のかげで – 家族間の愛と暴力」(M・ストロースほか)、「蟻の時代」(ウェルベル)、「ほんとうに知りたいこと」(マック・ターネィジほか)など、こちらも多数。

そのほか、TBSテレビ系列で放送されていたワイドショー番組「スーパーワイド」などでコメンテーターとしても活躍した。

主な受賞歴に、野村胡堂文学賞など。

小中陽太郎 死因

東京都目黒区にある自宅にて死去。死因は、老衰であった。90歳。

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