廣石恵一

(ひろいしけいいち)
ミュージシャン・ドラマー。多彩なジャンルの要素を自由奔放にミックスした音楽で人気を博したバンド「クレイジーケンバンド」の元メンバー。

1960年生まれ。1997年に結成し、1998年にデビューを果たした「クレイジーケンバンド」(結成時の名称は「ゲロッパ1600GT」)では、ドラムス・パーカッションを担当したほか、バンドマスターも務めた。「SUMMER SUSPICION」などのヒット曲で知られる「杉山清貴&オメガトライブ」の元メンバーでもある。2023年3月に、他メンバーとの方向性の違いを理由としてクレイジーケンバンドを脱退していた。

なお、クレイジーケンバンドは、ロックンロールを始め、歌謡曲・ポップス・ジャズ・ソウル・ブルース・ファンク・演歌・ボサノヴァ・ロカビリー・ラテン・R&B・ヒップホップなど、数々のジャンルが持つ要素を柔軟に取り入れた音楽が特徴。幅広い層から支持を集めた。

クレイジーケンバンドとして発表したシングル曲には、「肉体関係」「まっぴらロック」「タイガー&ドラゴン」「甘い日々」「あぶく」「GT」「いっぱいいっぱい」「1107」「ガールフレンド」「スパークだ!」「ま、いいや」「no comment」「そうるとれいん」「Wonderful Days」「パパの子守唄」「あの鐘を鳴らすのはあなた」「門松」「GOING TO A GO-GO」「SHHH!」「観光」「夕だち」などがある。なお、「タイガー&ドラゴン」は、2005年にTBS系列で放送され、長瀬智也と岡田准一の主演で人気を博した同名テレビドラマの主題歌でもあった。

発表アルバムには、「Goldfish Bowl」「Punch!Punch!Punch!」「グランツーリズモ」「GALAXY」「777」「Spark Plug」「FLYING SAUCER」「樹影」「もうすっかりあれなんだよね」「火星」「世界」などがある。

廣石恵一 死因

死因は、脳出血であった。64歳。2022年より膝関節炎を患い、音楽活動を休止するなど、晩年は健康状態に不安を抱えていたという。なお、死去の事実は、亡くなって1週間以上が経過してから、クレイジーケンバンドの公式サイトにて発表された。

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