プロ野球選手(ドミニカ共和国)。日本でも、中日・DeNA・オリックスで主砲として活躍し、多くの打撃タイトルを獲得した。
1980年、ドミニカ共和国西部サンフアン州サン・フアン・デ・ラ・マグアナ生まれ。1997年、メジャーリーグのボストン・レッドソックスのアカデミーに入団し、プロ野球選手としての道を歩み始める。2005年、ワシントン・ナショナルズでメジャー・デビュー。2009年より中日ドラゴンズに所属し、「ブランコ」の登録名で活躍。ホームラン39本、打点110で2冠(ホームラン王・打点王)に輝いた。2013年にはDeNAで、打率3割3分3厘、打点136で再び2冠(首位打者・打点王)を獲得。場外の照明灯や、ドーム球場の天井に直撃する打球を放つなど、桁外れのパワーが印象的な選手として人気を博した。そのほか、ベストナインや月間MVPにもそれぞれ3度ずつ選ばれている。
日本でのプロ通算成績は、8年間で750試合に出場し、2,668打数725安打、ホームラン181本、打点542、打率2割7分2厘。
トニ・ブランコ 死因
死因は、故郷であるドミニカ共和国の首都・サントドミンゴのナイトクラブで天井崩落事故に巻き込まれたことであった。44歳。同ナイトクラブでは、オリックス時代に同僚であった元プロ野球選手、エステバン・ヘルマンも一緒にいたという。天井崩落に気付いた当人がヘルマン氏を救うために突き飛ばし、自身は逃げ遅れて帰らぬ人になってしまったとのこと。