(じぇーむすみき)
脚本家・作家。歌手としての活動歴もあるほか、演出家として映画や演劇も手掛けた。
満洲国の奉天省奉天市(現在の中国遼寧省瀋陽市)生まれ。俳優養成所などでの訓練を経たのち、1955年にテイチクレコード(現在の株式会社テイチクエンタテインメント)の新人歌手コンクールに、200倍の倍率を突破して合格。歌手として活動したが、程なくしてシナリオコンクールで入賞し、それを機に脚本家へと転身。沢口靖子の出世作となった1985年のNHK連続テレビ小説「澪つくし」や、渡辺謙が主役を演じた1987年のNHK大河ドラマ「独眼龍政宗」など、次々とヒット作を生み出した。
そのほかに手掛けた主な作品に、「葵 徳川三代」「八代将軍吉宗」「七人の刑事」「白い地平線」「誰かさんと誰かさん」「ジグザグブルース」「エマニエルの美女」「天国と地獄の美女」「あさきゆめみし」「翼をください」「上を向いて歩こう – 坂本九物語」「弟」「結婚泥棒」などのテレビドラマや、「善人の条件」「さらば夏の光よ」「ふりむけば愛」「ピンク・レディーの活動大写真」「北の宿から」「四月の魚」「ふるさとをください」「夏服のイヴ」などの映画、「愛さずにはいられない」「雲の上の青い空」「悪魔のハレルヤ」「坊っちゃん!」「雲の上の青い空」「里見八犬伝」といった舞台などがある。
著書に、「存在の深き眠り」「翼をください」「ありがとうパパ」「澪つくし」「逢えるかも知れない」「へその曲げ方」「つばめ」など。
ジェームス三木 死因
死因は、肺炎であった。91歳。