(ますいやまだいしろう)
元大相撲力士・歌手。歌手として活動する際には「ますいやまたいしろう」。本名、澤田昇(さわだのぼる、「沢田昇」とも表記)。7代目増位山として活躍。左右の内掛けが高く評価されるなど、業師として有名。同じく大相撲力士で、大関まで昇進した初代増位山は父親。
兵庫県姫路市出身。相撲界へ入ることは父親にも反対されていたが、それを押し切って入門。1967年1月場所で初土俵を踏む。現役時代の通算成績は、597勝538敗、18休、勝率5割2分6厘。技能賞5回、金星4個。1980年初場所後、31歳にして大関となり、7場所在位した。1981年の春場所を最後に現役を引退し、18代小野川を襲名して親方となる。2013年11月に公益財団法人日本相撲協会を定年退職。
一方、歌手としても活躍し、1972年に「いろは恋唄」でデビュー。1974年発売の3枚目シングル「そんな夕子にほれました」は120万枚以上の売り上げとなり、続く1977年発売の「そんな女のひとりごと」もミリオンセラーとなった。そのほか、株式会社紀文食品のテレビCMに出演するなど、お茶の間で人気を博す。
増位山太志郎 死因
死因は、肝不全であった。76歳。死去の事実は、2日後に日本相撲協会などによって発表された。