山口小夜子

(やまぐちさよこ)
ファッションモデル・デザイナー・女優・ダンサー・パフォーマー。自らは、ウェアリスト(着物を纏う人)と称していた。「日本の元祖・スーパーモデル」と呼ばれた他、海外では「東洋の神秘」と称えられ、大きな人気を博した。

京浜女子大学横浜高等学校を卒業後、周りの勧めもあり、背の高さを活かしてプロのモデルを志し始める。1971年にモデルデビューを果たし、以後、様々なショーに出演するようになった。

モデルの他、女優やダンサーとして映画やテレビにも多数出演。その活動の幅広さでも知られている。1977年には、アメリカの人気ロックバンドでのちに「ロックの殿堂」入りも果たした「スティーリー・ダン」の6作目となるアルバム「彩(Aja、エイジャ)」において、ジャケットモデルも務めている。

出演した主な映画には、「キャロル」「原子力戦争」「石の花」「上海異人娼館 チャイナ・ドール」「ピストルオペラ」「T-CITY」「馬頭琴夜想曲」「利休」などがある。

また、出演したテレビ番組には、「夜のヒットスタジオDELUXE」「世界・わが心の旅」「音楽ファンタジー「カルメン」」「課外授業・ようこそ先輩」などがある。

著書に、「小夜子の魅力学」など。

死因は、急性肺炎であった。57歳。死去の直前まで元気な様子が見られており、突然の訃報に関係者やファンの間に驚きと悲しみが広がった。死してなお、「伝説のモデル」と言われてリスペクトされる人物だった。

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