亡くなった有名人の死因考察

亡くなった有名人の死因には、いったいどんな傾向があるのでしょうか。
※以下、当サイトに関する数字は2023年7月現在のものです。

例えば同じ病気であっても人によってその程度や亡くなるまでの過程は様々であり、死因として謳われている病名が同じだからと言って、一括りに同じ死因であると結論付けていいものかどうかは不明です。つまり、この考察に対する明確な正解はない、もしくは常に変化し続ける流動的なものと考えられますが、それでも随時この疑問に対峙しながら、継続して考えていくことが大切なのかもしれません。故に当ページで言及する内容は現時点での仮設あるいは推測に過ぎず、一つの参考として捉えていただければ幸いです。

癌(がん)

当サイトの検索機能を使って「癌」というキーワードを入力すると、登録された4,000人超の亡くなった有名人のうち、900人近くがヒットします。すなわち割合で言えば20%以上、実に4人から5人に1人が癌で亡くなっているのです。

この結果から、癌は種類が多く、さらには心不全など他の疾病に対する発症リスクが高まる、といった事実は重々承知の上で、それでもやはり癌という病気の恐ろしさをまざまざと見せつけられた感覚に陥ることは否めません。もっとも、日本人のうち癌と診断されるのは男性・女性共2人に1人以上と言われている上、癌で亡くなるのは男性が4人に1人以上、女性が6人に1人以上というデータもありますから、これはその情報通りの結果であるということになります。

肺炎

また、「肺炎」というキーワードで検索すると450人以上が該当します。肺炎とは文字通り、肺に炎症が発生している状態で、主にウイルスや細菌などの病原体に感染することに起因します。特に高齢者においては重症化することも多いと言われている病気です。

新型コロナウイルスによって引き起こされた肺炎により、人気有名人が亡くなったことが度々ニュースになったのは記憶に新しいところであり、親族や関係者の方はもちろん、多くの人々がショックを受け、悲しみに暮れました。肺炎の予防には、まずは病原体の感染を防ぐべく、新型コロナワクチンや肺炎球菌ワクチン、インフルエンザワクチンなどのワクチン接種をしっかりと実施することが重要となるため、やはり自らの命を守りこの世に生まれてきた喜びを少しでも長く享受するためには、出来ることはしっかりとやっておく姿勢が大切であるということです。

心不全

ちなみに「心不全」でも400人近くが該当します。心不全とは、心臓の働きが正常でなくなり、血液を全身に送り出すという心臓の最も重要なミッションが正常に遂行できなくなる病気です。心臓の働きが正常でない心不全の状態がずっと続くケースを慢性心不全、心不全が急激に悪化したり、突然発症したりするケースを急性心不全と呼んでいます。いずれにせよ、生命を縮める病気として癌などと共に恐れられているものです。

交通事故

一方、病気ではない死因の一つである「交通事故」はどうでしょうか。こちらはさすがに少なくなり、30人をわずかに上回るという結果です。ただ、交通事故という死因は、多くの場合当人の命を突然奪うものであり、直前まで元気だった人間が次の瞬間、あるいは決して長くない期間を経た後に亡くなってしまうという事実は、大きな衝撃として我々の心に深い傷を負わせることになります。

自殺

突然という意味では交通事故以上に衝撃が大きいのが「自殺」です。こちらは交通事故の3倍程度、実に80人超を数えています。「死んでしまったら全てが終わり」「死ぬ気になれば何でも出来る」など、自殺について考えさせられる言葉、あるいは当人に対して自殺を留まらせる言葉は数々存在しますが、有名人に限らず、それでも自殺をしてしまう人は後を絶ちません。その事実のみを考えると、これらの言葉も生き続けられる我々の単なるエゴとも言うべき主観的な言論なのかと非常に神妙な気持ちになりますが、とはいえ自殺者を減らす、否、なくすための取り組みを諦めてはならないでしょう。

なお、日本に限っても、年間で2万人~3万人の自殺者がおり、男性の自殺者は女性の2倍となっているそうです。それでも男性の自殺者は近年減少傾向にあり、総数でも減っていると言いますから、今後もなお一層取り組みの効果が現れてくることを願って止みません。

不明、もしくは未公表

最後に、死因が不明、あるいは未公表といったケース。こちらは合わせて900人近くが該当します。この状況からは様々な考察が可能ですが、有名人が亡くなった際にはマスコミを中心にその死因について取材や調査が行われるはずですから、それでも不明もしくは未公表となるのは、死因を公開するのが憚られる何らかの理由があるものと推測できます。有名人の場合は、当人の意思であったり、生前のイメージを壊さないための遺族や関係者の計らいであったり、といった理由が考えられるでしょう。ついては、執拗な追求や根拠のない推測は、避けるのが礼儀であると思われます。

亡くなった有名人の傾向は継続して考察していきます

以上、いくつかの死因をピックアップして考察を展開してみました。今回は若干雑多な印象となってしまったことは否めませんが、冒頭で申し上げた通り、今後も有名人の死因における傾向については、随時真剣かつ真摯に対峙しながら、継続して考察していくべきであると考えています。

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