高羽哲夫

(たかはてつお)
カメラマン。特に、渥美清が演じる主人公「寅さん」で有名な映画「男はつらいよ」シリーズにおいて、監督である山田洋次とタッグを組み、48もの作品において撮影を担当したことで知られている。紫綬褒章受章者。

1965年には、松本清張の長編小説を映像化した映画「霧の旗」において、撮影技師であった三浦光雄の功績を称えて創設された三浦賞を受賞している。

撮影を手掛けた映画作品として、上述の「男はつらいよ」シリーズや「霧の旗」の他、「馬鹿まるだし」「なつかしい風来坊」「愛の賛歌」「同胞」「故郷」「家族」「幸福の黄色いハンカチ」「キネマの天地」「ダウンタウン・ヒーローズ」「学校」などがある。

肝臓癌のため。69歳。奇しくも、寅さんを演じる渥美清は、翌年の1996年に同じ病気で亡くなっている(ただし、渥美清の最終的な死因について、正確には転移性肺癌のためとされている)。

タイトルとURLをコピーしました