山村美紗

(やまむらみさ)
作家・小説家。数々の推理小説作品で、「トリックの女王」「ミステリー界の女王」などの称号を欲しいままにした。民法学者・京都大学名誉教授であった木村常信の娘。画家である山村巍の妻。女優・タレントである山村紅葉の母。政治学者・国際日本文化研究センター名誉教授・北海道大学名誉教授である木村汎の姉。

受賞歴に、日本文芸大賞・京都府あけぼの賞・京都府文化賞功労賞受賞などがある。

主な著作に、「百人一首殺人事件」「燃えた花嫁」「花の棺」「ヘアデザイナー殺人事件」「胡蝶蘭殺人事件」「グルメ列車殺人事件」「天の橋立殺人事件」「ラベンダー殺人事件」「ブラックオパールの秘密」「清少納言殺人事件」「向日葵は死のメッセージ」「清少納言殺人事件」「卒都婆小町が死んだ」「京都・バリ島殺人旅行」「神戸殺人レクイエム」など、アメリカ人記者であるキャサリン・ターナーを主人公とした「キャサリンシリーズ」を始め、「京都花見小路殺人事件」「京都西大路通り殺人事件」「猫を抱いた死体」「京都二年坂殺人事件」「赤い霊柩車」「故人の縊死により」「寒がりの死体」「十二秒の誤算」「流れ橋殺人事件」「殺人予告はリダイヤル」「大阪国際空港殺人事件」「京都・博多殺人事件」「京都・出雲殺人事件」「華やかな密室」「死体はクーラーが好き」「黒の環状線」「京都の祭に人が死ぬ」「三十三間堂の矢殺人事件」「こちら殺人現場ですが」「恋盗人」「京都新婚旅行殺人事件」「不倫家族殺人事件」「紫式部殺人事件」「妻たちのパスポート」「シンデレラの殺人銘柄」「愛の殺人気流」「愛の立待岬」「伊勢志摩殺人事件」「高知お見合いツアー殺人事件」「愛のキャンセル待ち」「結婚ゲーム」「五〇パーセントの幸福」「竜飛岬殺人事件」「長い髪の女」など、どれだけの時間をかけてもそのすべてを数えられるものではなく、とてもではないがここに書き切れない。

その作品のうち、多くがテレビドラマとして各局で映像化されており、テレビ朝日系列の「山村美紗サスペンスシリーズ」など、当人の名前を冠したシリーズものとして、現在までの長きに渡って放映され続けている。その他、舞台化を始め、数々のゲームにおけるシナリオとしても活用されている。

ホテルのスイートルームにて、作品を執筆中に心不全のため急逝した。65歳。

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