石ノ森章太郎

(いしのもりしょうたろう)
漫画家。以前は、「石森章太郎」(いしもりしょうたろう)の名義で活動していた。言わずと知れた日本を代表する漫画家の1人。「サイボーグ009」「人造人間キカイダー」「仮面ライダー」など、さまざまなジャンルにおける数々のヒット作を生み出し、「漫画の帝王」「漫画の王様」などと称えられた。俳優・作家・演出家である小野寺丈の父。勲四等旭日小綬章受章者。

受賞歴には、小学館漫画賞・講談社児童まんが賞・日本漫画家協会賞(文部大臣賞・大賞)・映画特別功労賞・手塚治虫文化賞(マンガ特別賞)などがあり、枚挙に暇がない。

代表的な作品の一部には、上述した「サイボーグ009」「人造人間キカイダー」「仮面ライダー」を始め、「ワイルド・キャット」「ミュータントサブ」「ロボット刑事」「マンガ日本の歴史」「マンガ日本経済入門」「HOTEL」「番長惑星」「秘密戦隊ゴレンジャー」「変身忍者 嵐」「番長惑星」「となりのたまげ太くん」「ドンキッコ」「チックンタックン」「あかんべえ天使」「鉄面探偵ゲン」「レッドビッキーズ」「燃えろアタック」「そして・・・だれもいなくなった」「少年同盟」「さんだらぼっち」「さるとびエッちゃん」「スカルマン」「猿飛佐助」「ギルガメッシュ」「怪人同盟」「がんばれ!!ロボコン」「イナズマン」などがある。なお、繰り返しになるが、これらは全作品のほんの一部に過ぎない。また、そのほとんどがアニメの原作として活用された他、「仮面ライダー」「人造人間キカイダー」「イナズマン」「HOTEL」「燃えろアタック」「レッドビッキーズ」など特撮(実写)作品やテレビドラマの原作となったものも数多い。さらに、いくつかの作品には原作を手掛ける一方で本人自ら出演も果たしている。

アシスタントとなった人物には、永井豪・すがやみつる・シュガー佐藤・ひおあきら・かがみあきら・野口竜・山田ゴロ・早瀬マサト・竹宮惠子など、後に著名となる漫画家が数多い。

著書に、「世界まんがる記」「少年のためのマンガ家入門」「石森章太郎・落書ノート」「レオナルド・ダ・ビンチになりたかった」「石森マンガ教室」「石ノ森章太郎のマンガ家入門」「石ノ森章太郎の青春」「絆」などがある。

病院にて死去。死因は、リンパ腫による心不全であった。60歳。還暦となる誕生日を迎えてからわずか3日後の訃報となった。没後、宮城県に「石ノ森章太郎ふるさと記念館」や「石ノ森萬画館が設立された他、2008年には「世界一多作な漫画家」としてギネス世界記録に認定されるなど、今なおその影響力は衰えることがない。

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