村下孝蔵

(むらしたこうぞう)
歌手・シンガーソングライター。5枚目となる発表シングル「初恋」(1983年)などのヒット曲で有名。

1979年にCBS・ソニーレコード(現在のソニー・ミュージックレコーズ)が開催した「第1回CBS・ソニーSDオーディション」にてグランプリを獲得し、翌1980年にシングル曲「月あかり」で、27歳にて遅咲きデビューを果たす。続く「春雨」や「ゆうこ」のヒットによって、フジテレビ系列の人気歌番組「夜のヒットスタジオ」などに出演するようになった。その後、5枚目シングルとして発表された「初恋」では、度重なるキャンペーンなどのハードなスケジュールが原因で肝炎を患うほどの人気振りとなるに至った。

その他の主な発表シングルに、「帰郷」「踊り子」「少女」「かざぐるま」「 夢のつづき」「哀愁物語」「ねがい」「風のたより」「アキナ」「ロマンスカー」「ソネット」「16才」「同窓会」などがある。

発表アルバム・ベストアルバムには、「それぞれの風」「何処へ」「汽笛がきこえる街」「花ざかり」「かざぐるま」「陽だまり」「初恋 〜浅き夢みし〜」「恋文」「野菊よ 僕は・・・」「名もない星」「同窓會」「歌人 〜ソングコレクション〜」「しのびあるきのたそがれに」「夢の記録」「この国に生まれてよかった」「ひとりぼっちのあなたに」などがある。

また、上述した「夜のヒットスタジオ」の歌番組の他、「すてきな出逢い いい朝8時」「THE夜もヒッパレ」「関口宏のびっくりトーク ハトがでますよ!」などのバラエティ番組でも活躍した。

コンサートのリハーサル中に高血圧性脳内出血を発症し、意識不明となる。1週間程度での回復が見込まれていたが、そのわずか4日後に脳内出血が再発、帰らぬ人となった。46歳という若さだった。

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