永井秀明

(ながいひであき)
俳優。時代劇を中心に、数々の映画やテレビドラマで主に悪役を演じた名俳優として知られている。俳優・歌手である永井秀和の父。「永井達郎」の本名で活動していた時期もある。東京都大田区出身で、10月生まれのさそり座。劇団「麦の会」の代表も務めた。

明治大学を中退後、松竹株式会社に入社、1939年、映画「感激の頃」にて銀幕デビューを果たす。

出演した主な映画には、「父ありき」「東京チャキチャキ娘」「花くれないに」「ゼロの焦点」「夜のバラを消せ」「超高層のあけぼの」「トラ・トラ・トラ!」「愛染かつら・完結編」「お嬢さん社長」「男なら振りむくな」「わが青春のイレブン」「日本の黒幕」「鍵」「おんな6丁目 蜜の味」などがある。

出演した主なテレビドラマには、「二人の旅路」「月より使者」「時雨の紀」「銭形平次」「第7の男」「ウルトラマン」「キイハンター」「水戸黄門」「特別機動捜査隊」「大岡越前」「遠山の金さん捕物帳」「霧の旗」「国盗り物語」「華麗なる一族」「大江戸捜査網」「白い巨塔」「翔べ!必殺うらごろし」「大空港」「ザ・スーパーガール」「Gメン’75」「噂の刑事トミーとマツ」「そば屋梅吉捕物帳」「ザ・ハングマン」「女の中の風」「母の愛は死を越えて」「太陽にほえろ!」「江戸を斬る」「長七郎江戸日記」「八百八町夢日記」「仮面ライダーBLACK RX」「南紀殺人回流」「暴れん坊将軍」「闇を斬る!大江戸犯科帳」などがある。

また、「アニー」といった舞台や、「名探偵ダウリング神父」「少年ミステリー・ハーディボーイズ」といった海外ドラマ・海外映画の吹き替えなどでも活躍した。

病院にて死去。死因は、肝臓癌であった。80歳。

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