(しのはらはじめ)
政治学者。東京大学名誉教授。専門はドイツを中心としたヨーロッパ政治史。市民運動などにも取り組んだことで有名。
1925年、東京都生まれ。東京帝国大学(現在の東京大学)で政治学を学び、第二次世界大戦などを経たのちの1950年に同大学を卒業の上、助手となる。1953年、同大学助教授となり、さらに1963年、教授に就任。そのほか、東京都武蔵野市に本部を構える成蹊大学などでも教授を務めた。また、上述した市民運動の一環として、特定非営利活動法人・丸山ワクチンとがんを考える会の理事長や、丸山ワクチン患者・家族の会の代表なども歴任した。
主な著書(共著・編著を含む)に、「現代の政治力学」「ドイツ革命史序説」「ガン患者は待っている」「連合時代の政治理論」「市民参加」「歴史政治学とデモクラシー」「市民の政治学」「転換期の思想」「討議デモクラシーの挑戦」「警察オンブズマン」「ライブリー・ポリティクス」「近代国家の政治指導」「岡義武ロンドン日記」「地域からの教育改革」「現代政治学入門」などがある。
篠原一 死因
死因は、老衰であった。90歳。