山本“KID”徳郁

(やまもときっどのりふみ)
総合格闘家。HERO’S 2005ミドル級世界王者。レスリング元オリンピック代表である山本郁榮の息子、同じくレスリング選手である山本美憂の弟、山本聖子の兄。プロ野球選手(投手)でメジャーリーグでも活躍するダルビッシュ有は義弟(山本聖子の夫)である。「KID」「神の子」などと呼ばれてその実力が高く評価されていた。単に「山本徳郁」と表記されることも多い。

幼少時代よりレスリングにて活躍し、高校生時代にはアメリカ合衆国・アリゾナ州にて3度王者に輝いているほか、全日本レスリング選手権大会にて銀メダル、全日本大学レスリング選手権大会および全日本学生レスリング選手権大会にてともに金メダルを獲得するなどの実績がある。

その後、総合格闘家に転向し、打撃系格闘技イベントである「K-1」や、総合格闘技イベントである「DREAM」、世界最高峰と言われるアメリカの総合格闘技団体「UFC」(Ultimate Fighting Championship)などで活躍した。

総合格闘技での通算成績は、26試合で18勝(うちKO・TKO13)・6敗(うちKO・TKO1)・無効試合2。獲得タイトルとして、上述の通りHERO’S 2005 ミドル級世界最強王者決定トーナメントにおける優勝などがある。

数々のメディアに出演し、強気な発言を繰り返したことでも知られている。主な出演番組には、「情熱大陸」「バース・デイ」「炎の体育会TV」「5時に夢中!」「今田ハウジング」「ジャイアントキリング」などがある。また、ラジオでは「山本”KID”徳郁 HEART HIT RADIO」という冠番組を持っていた。

著書・関連書籍に、「神の子 – 父が語る山本”KID”徳郁の半生」「山本”KID”徳郁物語」「“KID”BODYトレーニングブック」「山本徳郁フォトブック」などがある。

死因は、多臓器不全であった。41歳。最終的な死因は多臓器不全だが、以前より、胃癌に伴う全身転移により闘病生活を続けていた。

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