金田茉莉

(かねだまり)
活動家・元「戦争孤児の会」代表。第二次世界大戦(太平洋戦争)においてアメリカにより決行された東京大空襲を受け、1945年に9歳にして母親と姉妹を失い孤児となった自らの経験を活かし、さまざまな活動を実施することによって戦争孤児の実態調査やその記録などに貢献した。

その他、孤児であることを公表する前には「学童疎開を研究する会」に入会し、孤児たちの過酷な人生や空襲の実態などを語り継ぐ活動に尽力。また、空襲による被害者らが国に謝罪と補償を求めて訴えを起こした集団訴訟においては、原告の副団長を務めたりもした。

著書に、「東京大空襲と戦争孤児 隠蔽された真実を追って」「かくされてきた戦争孤児」など。

2019年には、その実績が評価され、吉川英治文化賞を受賞している。

死因は、くも膜下出血であった。88歳。

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