リサ・ラーソン

陶芸家・デザイナー(スウェーデン)。

1931年、スウェーデン南部スモーランド地方のハルルンダに生まれ、スウェーデン第2の都市ヨーテボリにあるヨーテボリ大学にて陶芸プログラムを学ぶ。その後、アート・コンテストにて審査員であったスティグ・リンドベリ(Stig Lindberg)の目に留まり、北欧を代表するスウェーデン最大の陶磁器メーカー「グスタフスベリ・ファブリカ」(Gustavsberg)に入社。26年間の在籍中に320種類もの作品を製作した。1979年にフリーランスとして独立したあとも精力的に活動し、スウェーデンを代表する陶芸家・デザイナーとしてその名を轟かせた。

温かみのある素朴なフィギュアや、ユーモアいっぱいの憎めない動物キャラクターなどが多くのファンを魅了し、世界的な人気を博している。代表的な作品に赤と白の縞模様が印象的な猫「マイキー」や、「ライオン」などがある。なお、「マイキー」は日本で出版した初めての絵本で、娘であるヨハンナ・ラーソンさんとの共作でもある「BABY NUMBER BOOK」に登場したのが最初。当人の人気を決定付けるキャラクターとなった。

そのほか、有名な彫刻作品に「Children of the World」「ABC-girls」「Small Zoo」「Gunnar Sträng」「Saltsjöbadsodjuret」などがある。

スウェーデンの首都ストックホルム近郊にて死去。死因は、病気のためとされている。92歳。病名などの詳しい情報は明らかになっていない。日本では、2024年1月より東京のギャラリーのこぎりで「リサ・ラーソン展 ゆめのきおく展」が開催されていたほか、3月2日からは滋賀県の陶芸の森 陶芸美術館にて、「特別展 リサ・ラーソン展」が開催されている最中だった。

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