中山美穂

(なかやまみほ)
女優・歌手。「ミポリン」の愛称で長きに渡って親しまれ、老若男女を問わず絶大なる人気を誇る。「北山瑞穂」(きたやまみずほ)や「一咲」(いっさく)のペンネームで作詩活動を行っていた時期もある。同じく女優である中山忍の姉。作家・小説家・ミュージシャンである辻仁成の元妻。

1970年、長野県に生まれ、東京都小金井市で育つ。幼少時代に、爆発的な人気を誇っていた女性3人組アイドルグループ「キャンディーズ」に憧れて芸能界入りを志していた。1982年、中学1年生のときに東京都渋谷区の原宿にてスカウトを受け、1985年にアイドルとしてデビューを果たす。1980年代後半には、浅香唯・南野陽子・工藤静香とともに「アイドル四天王」と称され、アイドル界を牽引する存在としてトップに登り詰めた。以後、歌手として数々のヒット曲を発表したほか、女優としてテレビドラマや映画などでも活躍。

代表的な出演テレビドラマは、「毎度おさわがせします」「ママはアイドル」「君の瞳に恋してる!」「すてきな片想い」「逢いたい時にあなたはいない・・・」「もしも願いが叶うなら」「おいしい関係」「眠れる森」「Love Story」「貴族探偵」など。

映画では、「ビー・バップ・ハイスクール(シリーズ)」「Love Letter」「どっちにするの。」「波の数だけ抱きしめて」「ママレード・ボーイ」「サヨナライツカ」「死刑にいたる病」「ラストレター」「愛唄 – 約束のナクヒト -」など。

歌手として発表した代表曲には、「C」「生意気」「BE-BOP-HIGHSCHOOL」「色・ホワイトブレンド」「クローズ・アップ」「JINGI・愛してもらいます」「WAKU WAKUさせて」「ツイてるねノッてるね」「50/50」「派手!!!」「You’re My Only Shinin’ Star」「CATCH ME」「人魚姫 – mermaid」「Virgin Eyes」「女神たちの冒険」「Rosa」「愛してるっていわない!」「遠い街のどこかで・・・」「世界中の誰よりきっと」「ただ泣きたくなるの」「幸せになるために」「HERO」「Thinking about you 〜 あなたの夜を包みたい 〜」「未来へのプレゼント」「True Romance」「Adore」「LOVE CLOVER」などがある。

主な受賞歴に、日本レコード大賞最優秀新人賞、ゴールデン・アロー賞(最優秀新人賞、音楽賞)、FNS歌謡祭(グランプリ、優秀音楽賞)、日本レコード大賞(金賞)、銀座音楽祭金賞、JASRAC賞金賞、日本レコードセールス大賞(LP部門)、日本ゴールドディスク大賞(ベストアーティスト、女性アイドル部門賞、作品賞、ベスト5シングル賞)、日本作詩家協会賞、日本アカデミー賞(優秀主演女優賞、話題賞)、ヨコハマ映画祭主演女優賞、報知映画賞(最優秀女優賞)、高崎映画祭最優秀主演女優賞、ブルーリボン賞(主演女優賞)など、多数。

中山美穂 死因

東京都内にある自宅にて死去。当初、死因などの詳細は明らかになっていなかったが、後日、所属事務所の公式サイトにて「事件性はなく、死因は入浴中に起こった不慮の事故によるもの」との正式発表がなされた。54歳。待ち合わせ場所に現れず、連絡も取れない状態を不審に思った関係者により、浴槽で死亡しているところを発見されたという。当日の朝7時までは、事務所スタッフとLINEでやり取りをしていたのが確認されていた。「溺死」や、急激な温度変化によって血圧が大きく変動し身体に悪影響をおよぼす「ヒートショック」などの可能性が推測されている。

訃報を受け、死去当日に予定されていたビルボードライブ大阪でのコンサート公演「Miho Nakayama Christmas Concert 2024 in Billboard Live」を含め、以後の仕事はすべてキャンセルとなった。

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