（なかじまらも）
作家・小説家・エッセイスト（随筆家）・放送作家・劇作家・ミュージシャン。その他、俳優や広告プランナー、ラジオパーソナリティとしての顔も持つ、マルチな才能を有するオールラウンドプレイヤー。作家・小説家・コラムニストである中島さなえの父。
キャリアのスタートは広告代理店におけるコピーライターであった。その後、劇団「笑殺軍団リリパットアーミー」を旗揚げの上、俳優としても活動。さらに、メディアなどにたびたび登場するようになり、マルチタレントとして活躍した。
エッセイや詩集・広告集としての主な著作に、「全ての聖夜の鎖」「微笑家族」「ネリモノ広告大全」「啓蒙かまぼこ新聞」「舌先の格闘技・必殺へらず口大研究」「恋は底ぢから」「中島らものたまらん人々」「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」「変！！」「獏の食べのこし」「しりとりえっせい」「こらっ」「愛をひっかけるための釘」「とほほのほ」「僕にはわからない」「アマニタ・パンセリナ」「さかだち日記」「砂をつかんで立ち上がれ」「エキゾティカ」「世界で一番美しい病気」「牢屋でやせるダイエット」「ロバに耳打ち」「異人伝・中島らものやり口」などがある。
小説としての著作には、「中島らものぷるぷる・ぴいぷる」「頭の中がカユいんだ」「超老伝-カポエラをする人」「ガダラの豚」「お父さんのバックドロップ」「白いメリーさん」「永遠も半ばを過ぎて」「バンド・オブ・ザ・ナイト」「寝ずの番」「こどもの一生」「空のオルゴール」「ロカ」「酒気帯び車椅子」「君はフィクション」などがある。
その他、「訊く」「逢う」などの対談集、「中島らものもっと明るい悩み相談室」「中島らものばしっと明るい悩み相談室」「中島らものやっぱり明るい悩み相談室」といった「明るい悩み相談室」シリーズ、「あの娘は石ころ」「ポケットが一杯だった頃」といった作品集など、発表著作は枚挙に暇がない。
出演したテレビ番組は、「なげやり倶楽部」「タモリ倶楽部」「ジパング通信」「探偵！ナイトスクープ」「イカにもスミにも」「世界わが心の旅」「爆笑問題のススメ」など、多数。
ラジオでも数多く活躍した他、レギュラー番組も持っており、「中島らもの月光通信」「中島らも事務所プロデュース・眠れるラジオ」「らもチチ魔界ツアーズ」「らもチチ魔界クルーズ」などがある。
さらに、俳優として、「SF サムライ・フィクション」「星くず兄弟の伝説」お父さんのバックドロップ」「龍王・獣たちの掟」などの映画にも出演している。
死因は、脳挫傷による外傷性脳内血腫であった。52歳。友人のライブ終演後、酩酊状態で飲食店の階段から転落し、頭部を含む全身を強打する。すぐに病院に運ばれ、15時間にも及ぶ手術を受けたが、意識が戻ることはなかった。
