中野和雄

(なかのかずお)
雑誌編集者・漫画編集者。長きに渡って幅広い読者層から絶大なる人気を誇る漫画作品「キン肉マン」の担当編集者、並びに初期の同作品に頻繁に登場するキャラクター「アデランスの中野さん」のモデルとして知られている。

早稲田大学卒業後、総合出版社である株式会社集英社に入社。若年層から多大なる人気を集めていた「週刊少年ジャンプ」の編集部に配属され、ゆでたまご(嶋田隆司・中井義則のコンビ)が描く「キン肉マン」の初代担当編集者となる。大阪まで出向き、当時高校生だった2人をスカウト、基本を叩き込みながら連載をスタートさせたという。

その他、「おぼっちゃまくん」「東大一直線」などの代表作を持つ小林よしのりや、ギャグ漫画の名作「ど根性ガエル」といった作品を生み出した吉沢やすみ、「1・2のアッホ!!」のコンタロウなども担当し、昭和時代における「週刊少年ジャンプ」の黄金期を支えた第一人者となった。のちに副編集長となった他、隔月刊誌として創刊した「フレッシュジャンプ」の編集長や、集英社インターナショナルが発行する「コミック格闘王」の編集長なども歴任した。

自身もこよなく漫画を愛し、ある程度の作画はこなす。「キン肉マン」における「アデランスの中野さん」の他、「1・2のアッホ!!」など、担当する漫画作品にたびたびキャラクター化されて登場している。

死因などの詳細情報は発表されていない。77歳。なお、死去の事実は2ヶ月ほど経過したのちに明らかとなった。年月のみで正確な日付は公表されていないため、当サイトでは便宜上月初としている。

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