九里一平

(くりいっぺい)
漫画家・企業家。アニメーション制作会社で、現在は日本テレビホールディングスの連結子会社でもある株式会社タツノコプロ(旧社名・株式会社竜の子プロダクション)の元社長(3代目)。タツノコプロの創業者である吉田竜夫、及びアニメプロデューサーでタツノコプロの2代目社長でもある吉田健二の弟。受賞歴に、アニメーション神戸賞(特別賞)など。過去には、京都美術工芸大学客員教授も務めていた。

漫画家として自ら直接作品を生み出していた他、タツノコプロにおけるプロデューサーや演出家として、「タイムボカンシリーズ」「新造人間キャシャーン」「昆虫物語 みなしごハッチ」「科学忍者隊ガッチャマン」「マッハGoGoGo」など、数多くの人気アニメを手掛けたことで知られている。

主な漫画作品に、「マッハ三四郎」「紅三四郎」「ファイター健」「海底人8823」「アラーの誓い」などがある。

また、手掛けたアニメ作品として、上述した「タイムボカンシリーズ」などの代表作の他、「赤い光弾ジリオン」「宇宙エース」「樫の木モック」「けろっこデメタン」「シンデレラ物語」「ダッシュ勝平」「とんでも戦士ムテキング」「ドテラマン」「ゴールドライタン」「風船少女テンプルちゃん」「未来警察ウラシマン」「ロビンフッドの大冒険」などがあるが、多数のためとても全てを書き切れるものではない。

著書に、「九里一平作品集」「京の夢、明日の思い出—あの頃のぼくに招かれて」など。

死因詳細不明。83歳。死去の事実は、2週間程経過した後にタツノコプロの公式Webページにて発表された。死去日である7月1日は、18年前の2005年にタツノコプロの社長を退任した際と同日であった。

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