ポール・オースター

作家・小説家・詩人(アメリカ)。同じく作家・小説家であるリディア・デイヴィスの元夫。小説家・随筆家(エッセイスト)であるシリ・ハストヴェットの夫。1985~1986年に発表されたニューヨークが舞台の一連作品「ガラスの街」「幽霊たち」「鍵のかかった部屋」(通称:「ニューヨーク三部作」)で世界的に知られている。デビュー当初は、「ポール・ベンジャミン」のペンネームで活動していた。

1947年、アメリカ合衆国東部大西洋沿岸のニュージャージー州ニューアーク生まれ。ニューヨークにあるコロンビア大学の大学院を修了後、フランスへの移住や翻訳の仕事などを経て、1976年に「Squeeze Play」というタイトルの推理小説にて作家デビュー。その後、1985年から1986年にかけて、上述した「ニューヨーク三部作」を発表。現代アメリカ文学の旗手として高く評価され、一気にスターダムにのし上がった。

そのほかの小説作品には、「孤独の発明」(1982年)、「最後の物たちの国で」(1987年)、「ムーン・パレス」(1989年)、「偶然の音楽」(1990年)、「リヴァイアサン」(1992年)、「ミスター・ヴァーティゴ」(1994年)、「幻影の書」(2002年)、「オラクル・ナイト」(2003年)、「ブルックリン・フォリーズ」(2005年)、「インヴィジブル」(2009年)、「サンセット・パーク」(2010年)などがある。

詩集やエッセイ(随筆)の分野では、「消失(ポール・オースター詩集)」「空腹の技法」「トゥルー・ストーリーズ」「冬の日誌」「内面からの報告書」「ヒア・アンド・ナウ」など。

また、「スモーク」「ルル・オン・ザ・ブリッジ」などの映画で脚本を手掛けたほか、1993年の映画「ミュージック・オブ・チャンス」では「偶然の音楽」が原作として使用され、当人も出演を果たした。

主な受賞歴に、フランスで最も権威のある文学賞の1つ「メディシス賞」(外国小説部門)を始め、スペインの「アストゥリアス皇太子賞」などがある。

アメリカ合衆国ニューヨーク・ブルックリンにある自宅にて死去。死因は、肺癌による合併症であった。77歳。

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