岡田有希子

(おかだゆきこ)
アイドル歌手。「ユッコ」と呼ばれ親しまれ、絶大な人気を誇った。所属事務所(サンミュージック)の先輩である松田聖子に続く逸材と期待され、「第2の松田聖子」「ポスト松田聖子」などと呼ばれた。松田聖子作詩・坂本龍一作曲による「くちびるNetwork」は、オリコンチャートにて初登場1位を記録する。

その他の発表曲には、「ファースト・デイト」「ーDreaming Girlー 恋、はじめまして」「二人だけのセレモニー」「哀しい予感」「Love Fair」などがある。なお、亡くなる1ヶ月程あとにリリース予定だった「花のイマージュ」は発売中止となり、後年発売されたメモリアルアルバムに収録された。

また、「中学生日記」「禁じられたマリコ 」「真田太平記」といったテレビドラマや、「カックラキン大放送!!」「ヤンヤン歌うスタジオ 」などのバラエティ番組、「岡田有希子ちょっとおあずけ」「奈美子・有希子・小緒里のドキドキラジオ」「夜遊びしナイト」といったラジオ番組などでも活躍した。「江崎グリコ」「東芝」「エスエス製薬」「尾崎商事」「郵政省(現・日本郵便)」など、出演CMも多数。

受賞歴には、日本レコード大賞・最優秀新人賞を始め、日本有線大賞・有線新人賞、日本テレビ音楽祭・最優秀新人賞、銀座音楽祭・グランプリ、横浜音楽祭・新人特別賞、日本歌謡大賞・優秀放送音楽新人賞、全日本有線放送大賞・新人賞、ゴールデン・アロー賞・音楽新人賞、FNS歌謡祭・優秀歌唱音楽賞などがある。なお、このうちのいくつかは、同期である吉川晃司との同時受賞である。

自宅マンションにてリストカット及びガスによる自殺を試みるが未遂に終わる。病院にて治療後、所属事務所に戻るが、同事務所が入居しているビルの屋上より飛び降り自殺を図り、帰らぬ人となった。18歳。彼女の死後、喪失感などから若者が相次いで自殺する事態となり、「ユッコ・シンドローム」として社会問題にもなった。

(以下、管理者コメント)
当時、トップアイドルだった彼女の死は、多くの人々に大変なショックを与えたものでした。私自身、学校から帰宅後に何気なくつけたテレビのニュースで、彼女の死を知った際のあの衝撃は、今でも鮮明に覚えています。

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