松本清張

(まつもとせいちょう)
小説家・作家。言わずと知れた作家界の巨匠。推理小説・現代小説を始め、歴史や時代小説、古代史・近現代史など、幅広いジャンルにおいて数々の作品を残し、日本の歴史にその名を刻んだ。

主な受賞歴には、芥川龍之介賞を始め、文藝春秋読者賞・日本探偵作家クラブ賞・菊池寛賞・吉川英治文学賞・朝日賞などがある。

その作品の数々は、度々映画やテレビドラマなどによって映像化された他、作家・小説家という同業者のみならず、多数の著名人に計り知れない影響を与えた。

山口県下関市のみもすそ川公園や、山口県柳井市の白壁ふれあい広場、石川県志賀町の能登金剛など、多くの場所に記念碑も建てられている。

主な作品のうち、長編の推理小説や現代小説には、「点と線」「蒼い描点」「ゼロの焦点」「黒い樹海」「霧の旗」「黄色い風土」「わるいやつら」「砂の器」「影の地帯」「高校殺人事件」「時間の習俗」「神と野獣の日」「水の炎」「花実のない森」「けものみち」「砂漠の塩」「Dの複合」「聞かなかった場所」「人間水域」「遠い接近」「象の白い脚」「告訴せず」「ガラスの城」「棲息分布」「黒革の手帖」「十万分の一の偶然」「殺人行おくのほそ道」「彩り河」「神々の乱心」「犯罪の回送」「詩城の旅びと」「赤い氷河期」「黒い空」などがある。

また、歴史小説・時代小説においては、「徳川家康」「戦国権謀」「乱世」「信玄軍記」「大奥婦女記」「決戦川中島」「小説日本藝譚」「無宿人別帳」「かげろう絵図」「彩色江戸切絵図」「日本合戦譚」「紅刷り江戸噂」「象徴の設計」「乱灯江戸影絵」「軍師の境遇」「山中鹿之助」「信玄戦旗」などがある。

その他、「古代史疑」「清張通史」「古代探求」「遊古疑考」「国家成立の謎」などの古代史や、「幕末の動乱」「日本の黒い霧」「昭和史発掘」「明治百年100大事件」「ミステリーの系譜」「疑獄100年史」「二・二六事件」「暗い血の旋舞」などの近現代史、「邪馬台国の謎を探る」「わが人生観 私のものの見方考え方」「私のシルクロード」「作家の手帖」「ペルセポリスから飛鳥へ」「密教の水源をみる 空海・中国・インド」「小説と古史への旅」「過ぎゆく日暦」「清張日記」「実感的人生論」「歴史をうがつ眼」といった随筆・エッセイなど、とてもではないが全ての作品をここに書き切れるものではないばかりか、代表的な作品のみでも当ページに記載したものでは全く網羅されていないくらいである。

松本清張 死因

死因は、肝臓癌であった。82歳。脳出血を発症し入院、手術によって一命は取り留めたものの、肝臓癌により病状が悪化、亡くなってしまったという。

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