竹下登

(たけしたのぼる)
政治家。衆議院議員を通算で14期務め、その間に第74代の内閣総理大臣に就任したほか、建設大臣、大蔵大臣、内閣官房長官、通商産業政務次官、衆議院予算委員長、自由民主党総裁、自由民主党幹事長、自由民主党青年局長などを歴任。また、国会議員となる前は、島根県議会議員も務めた。同じく政治家・元衆議院議員で、環境大臣政務官などを務めた竹下亘の異母兄。女優である北川景子の夫で、ミュージシャン・タレント・俳優、および3人組ロックバンド「BREAKERZ」でヴォーカルを務めるDAIGOの祖父としても知られている。名誉博士(中国人民大学)。大勲位菊花大綬章受章者。

島根県飯石郡(現在の雲南市)に生まれ、早稲田大学を卒業後、1951年、統一地方選挙に立候補し、島根県議会議員となる。2期務めたあと、1958年、衆議院議員総選挙に島根県全県区(のちの島根県第2区)より出馬し、初当選を果たす。1971年には、47歳にして佐藤栄作内閣総理大臣(当時)の下、内閣官房長官に就任し、初入閣した。以後、上述したような数々の要職を歴任し、最終的には1987年に自由民主党総裁、並びに内閣総理大臣に就任。1999年、変形性脊椎症のために長期の入院を余儀なくされ、翌2000年に政治家を引退した。

著書に、「証言・保守政権」「政治とは何か」「平成経済ゼミナール – 数字で見る戦後の日本」「素晴らしい国・日本」などがある。

東京都港区にある病院にて死去。死因は、呼吸不全であった。76歳。

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