団令子

(だんれいこ)
女優。俳優である団優太の母。

1957年、映画や演劇の製作・配給・興行などを行う東宝株式会社に入社、芸能活動を開始。人気に火が付いたのは、1959年、「大学のお姐ちゃん」「銀座のお姐ちゃん」「お姐ちゃん罷り通る – 3Dolls go to Hong-Kong」などの映画「お姐ちゃん」シリーズにて、明るく元気な現代娘をコミカルに演じたことに端を発する。また、ジャズ・バンドやお笑いタレントグループとして大人気を博した「クレージーキャッツ」が主役を演じる「日本一の色男」や「大冒険」といった「クレージー映画」シリーズにおいて、マドンナとして出演していたことでも有名。

1974年に芸能活動を引退するも、息子(団優太)の俳優活動を支援するため、1980~1990年代にかけて一時的に復帰した。

主な出演映画に、上述した「お姐ちゃん」シリーズや「クレージー映画」シリーズの他、「大学の侍たち」「裸の大将」「娘・妻・母」「女が階段を上る時」「接吻泥棒」「孫悟空」「大学の若大将」「特急にっぽん」「椿三十郎」「香港の星」「忠臣蔵」「イチかバチか」「とんかつ一代」「花のお江戸の無責任」「血と砂」「社長学ABC」「悪の階段」「満願旅行」「赤ひげ」「伊豆の踊子」「女難コースを突破せよ」「社長えんま帖」「砂の上のロビンソン」などがある。

主な出演テレビドラマには、「果てしなき孤独に」「夫婦のプレゼント」「耳飾り」「ある夏の終り」「華々しい女」「Ohカンパク君」「嫁ゆかば」「幡随院長兵衛」「非情のライセンス」などがある。

その他、「明治製菓」などのテレビCM、「細雪」といった舞台などでも活躍した。

病院にて死去。死因は、心不全であった。68歳。

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