クリストファー・リーヴ

俳優・映画監督・作家(アメリカ)。「クリストファー・リーブ」と表記されることも多い。俳優であるウィル・リーヴの父。

9歳という幼き年齢にて舞台に立っているが、本格的に演劇に興味を抱き始めたのは高校時代であるという。その後、ロンドンに留学するなどして演技を学び、1978年、「原子力潜水艦浮上せず」にて銀幕デビューを果たす。

代表的な出演作品は何と言っても、リチャード・ドナーが監督を務めたアメリカ・イギリスの合作によるスーパーヒーロー映画「スーパーマン」で、当人が演じた主人公「クラーク・ケント」の名と共に世界中に広く知れ渡り、一気にスターダムにのし上がった。

その他の主な出演映画には、「ある日どこかで」「デストラップ・死の罠」「ボストニアン」「NYストリート・スマート」「アビエーター」「スイッチング・チャンネル」「眠れない夜はあなたと」「日の名残り」「偽証」「光る眼」「明日に向かって」などがある。

また、主な出演テレビ映画・テレビシリーズには、「大脱走2」「渇きの代償」「シー・ウルフ」「ブラックフォックス」「裏窓」「デス・ドリームス」「アンナ・カレーニナ」などがある。

1995年に落馬事故を起こし、脊髄損傷によって首から下が麻痺してしまうという重傷を負った。これをきっかけに、身体障害者に対する支援活動にも尽力し、2003年にメアリー・ウッダード・ラスカー公益事業賞を受賞している。

その他の主な受賞歴に、英国アカデミー賞(新人賞)、グラミー賞(最優秀スポークン・ワード・アルバム賞)、全米映画俳優組合賞(男優賞)、エミー賞(情報スペシャル部門作品賞)などがある。また、アメリカの映画団体「アメリカン・フィルム・インスティチュート」(AFI)が選出する「アメリカ映画100年のヒーローと悪役ベスト100」には、「スーパーマン」がヒーロー部門の26位にランクインした。

著書に、「あなたは生きているだけで意味がある」「車椅子のヒーロー ~あの名俳優クリストファー・リーブが綴る障害との闘い」などがある。

病院にて死去。死因は、心不全であった。52歳。自宅にて心臓発作を起こして昏睡状態に陥り、病院に運ばれたもののそのまま意識が戻ることはなく、翌日に亡くなった。

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