丹波哲郎

(たんばてつろう)
俳優・心霊研究家・芸能プロモーター。

俳優として50年以上のキャリアを誇り、多数のテレビドラマや映画などで活躍した他、著書「丹波哲郎の大霊界」がベストセラーとなるなど、霊界の研究や心霊学にも造詣が深い。また、芸能プロモーターとして、芸能事務所「丹波プロダクション」や俳優養成所「丹波道場」を設立し、後進の育成にも尽力した。

特に近年は「丹波・山瀬のパニックTV」「丹波哲郎の不思議世界」といったバラエティ番組に出演することも多く、死後の世界に通じた心霊研究家としてのイメージも強いが、本来は300本以上と言われる数多くの映画に出演している日本の代表的な名優の1人である。

出演した主な映画には、「殺人容疑者」「戦艦大和」「人間魚雷回天」「阿波狸変化騒動」「天皇・皇后と日清戦争」「明治天皇と日露大戦争」「女奴隷船」「0線の女狼群」「大坂城物語」「男の血潮がこだまする」「太平洋のGメン」「ギャング対Gメン」「東京アンタッチャブル」「東京ギャング対香港ギャング」「三匹の侍」「暗殺」「怪談」「愛欲」「丹下左膳 飛燕居合斬り」「智恵子抄」「波止場の鷹」「男の掟」「やくざ番外地」「戦争と人間」「実録安藤組 襲撃篇」「ノストラダムスの大予言」「神戸国際ギャング」「東京湾炎上」「大空のサムライ」「宇宙からのメッセージ」「忍者武芸帖・百地三太夫」「遙かなる走路」「野菊の墓」「疑惑」「誘拐報道」「大日本帝国」「炎のごとく」「エル・オー・ヴィ・愛・N・G」「愛・旅立ち」「ねずみ小僧怪盗伝」「首都消失」「将軍家光の乱心 激突」「丹波哲郎の大霊界・死んだらどうなる」「とられてたまるか!?」「さくや妖怪伝」「カタクリ家の幸福」「キャバレー」「修羅の群れ」「たそがれ清兵衛」「T.R.Y.」など、枚挙に暇がない。上述の通り300本以上に上るため、とてもではないが全てをここに書き切れるものではない。

また、出演した主なテレビドラマには、「三匹の侍」「丹下左膳」「ローンウルフ・一匹狼」「キイハンター」「ジキルとハイド」「アイフル大作戦」「プレイガール(シリーズ)」「バーディー大作戦」「Gメン’75」「峠の群像」「いのち」「義経」「春日局」「獅子のごとく」「ガン回廊の朝」「拳骨にくちづけ」「Gメン’82」「長七郎江戸日記」「関ヶ原」「大奥」「忠臣蔵」「夕陽よ止まれ」「おんなは一生懸命」「結婚してシマッタ!」「白い巨塔」「世にも奇妙な物語」「ララバイ刑事’91・’92」「新幹線物語’93夏」「カミング・ホーム」「木綿のハンカチ〜ライトウインズ物語」「家政婦は見た!」「家政婦は見た!」「水戸黄門」「時空警察捜査一課」「オーダーメイド 〜幸せ色の紳士服店〜」「天切り松・闇がたり」などがある。

バラエティ番組やクイズ番組などのテレビでは、上述した「丹波・山瀬のパニックTV」「丹波哲郎の不思議世界」を始め、「クイズなっとく歴史館」「ウォンテッド!!」「タモリの音楽は世界だ」「ダウンタウンDX」「丹波倶樂部」「クイズなっとく歴史館」などがある。

著書に、上述したベストセラー「丹波哲郎の大霊界」を始め、「丹波哲郎の霊界問答」「丹波哲郎の死者の書」「丹波哲郎の死ぬ瞬間の書」「死後の世界の証明」「丹波哲郎の地獄の書」「死んだらどうなる」「死は輝く世界の扉」「催眠術の世界」「大霊界を翔ぶ」「丹波哲郎のツキをよぶ守護霊」「来世はどうなる」「丹波哲郎の霊界旅行」「霊運問答」「「霊」なんでも大百科」「大霊界を見た」「大霊界の深奥」「大霊界へのパスポート」「死よ、こんにちは。」「死は凱旋門」「守護霊と霊界の謎」「死はこんなに気楽なものか」「あの世で幸せになる話」「人が死ぬということ」「本当にあった霊体験 臨死体験17人の証言」「霊界から見たあなたの人生」「霊界問答・死は決して終わりではない!」など、多数。

受賞歴に、日本アカデミー賞(最優秀助演男優賞)、ブルーリボン賞(助演男優賞)、毎日映画コンクール(男優主演賞・男優演技賞)、日刊スポーツ映画大賞(助演男優賞)などがある。

病院にて死去。死因は、肺炎であった。84歳。晩年は虫垂炎やインフルエンザを発症し入院したこともあり、極端に痩せた姿が見られ、健康状態が危惧される状況だった。

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