レナード・シュレイダー

脚本家(アメリカ)。「レナード・シュレーダー」と表記されることも多い。映画監督・映画評論家・脚本家であるポール・シュレイダーの兄。兄弟で仕事をすることも多かった。

キリスト教カルヴァン派の厳格な家庭で育ち、映画を始めとする一般大衆文化(ポップカルチャー)に触れることは一切禁止されていた。その反動からアイオワ大学にて脚本家の修士号を取得し、脚本家になった。

脚本を英語・日本語の双方で書くことが可能な世界唯一の脚本家と自称。事実、1969年から1973年までの5年間においては、来日の上、京都大学及び同志社大学で英文学の講師を務めていた他、キャリアの中で日本映画の脚本も何本か担当している。

脚本を担当した主な作品に、「ザ・ヤクザ」「男はつらいよ 寅次郎春の夢」「アメリカン・バイオレンス」「太陽を盗んだ男」「ションベン・ライダー」「蜘蛛女のキス」「ミシマ:ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ」などがある。また、「ネイキッド・タンゴ」では脚本に加え、監督も務めている。

死因は、心不全であった。62歳。

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