石一郎

(いしいちろう)
アメリカ文学者・作家。明治大学元教授。数々の海外書籍を翻訳した翻訳家でもある。「アメリカ文学の巨人」と呼ばれたアメリカの劇作家・小説家であるスタインベックや、ノーベル文学賞を受賞したアメリカの偉大な詩人・小説家であるヘミングウェイを専門とする。同じく俳人である石昌子の夫。茨城県出身。

1935年、東京都文京区に本部を構える国立大学「東京帝国大学」(現・東京大学)を卒業。以後、明治大学の教授を務めながら数々の著作を発表。

主な著作(編著を含む)には、「ヘミングウェイ研究」「標高八八四〇メートル」「蒼い岩壁」「崩壊の文学」「アメリカ一周バス旅行」「小説小泉八雲」「海のサムライ」「88歳のアメリカ文学」「自然と文明 – アメリカの西部小説を読む」「ヘミングウェイと女たち」「ヘミングウェイの世界」「スタインベック」などがある。

翻訳した海外書籍には、「アルプス及コーカサス登攀記」(A.F.マンメリイ)、「百万長者の死」(G.D.H.コール、M.コール)、「武器よさらば」(ヘミングウェイ)、「怒りの葡萄」(スタインベック)、「カラコルムを越えて」(ヤングハズバンド)、「図説ヘミングウェイの世界」(アンソニー・バージェス)、「アルプス登攀記」(ウィンパー)、「マルタの鷹」(D.ハメット)などがある。

死因は、老衰であった。100歳。

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