ゴア・ヴィダル

小説家・俳優・脚本家・劇作家・活動家。「ゴア・ビダル」と表記されることも多数。

小説家としての代表的な作品に、20世紀における奇書と評される「マイラ」や、アメリカの文学史において初めて同性愛を肯定的に扱ったとされる「都市と柱」などがあり、既成概念を覆す挑発的な内容や、インテリジェンスな指摘や評論が人気を集めた。ハワード・オースティンと交際するなど、バイセクシャルであることを公言していたことでも知られている。

そのほかの作品には、「ワシントンD.C.」「マイロン」「大予言者カルキ」「アーロン・バアの英雄的生涯」「リンカーン」「ケネディ家の野望に警鐘を鳴らす」「ある小惑星への訪問」「死は熱いのがお好き」などがある。

また、「カリギュラ」「パリは燃えているか」「ベン・ハー」など、数々の映画において脚本も担当している。

さらに、俳優として出演した映画には、アンドリュー・ニコルが監督を務め、イーサン・ホーク、ユマ・サーマン、ジュード・ロウらの出演で人気を博した1997年のSF映画「ガタカ」を始め、「フェリーニのローマ」「きっと忘れない」「ザ・ターゲット」「17歳の処方箋」「誰も知らない基地のこと」「ZERO:9/11の虚構」などがある。

死因は、肺炎による合併症であった。86歳。

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