呉清源

(ごせいげん)
棋士。「昭和の棋聖」とも呼ばれ、囲碁の第一人者として有名。日本棋院名誉客員棋士。出身は中国の福建省。勲三等旭日中綬章受章者。

中央・速度を重視した新しい囲碁の布石スタイル「新布石」を創始したことでも知られている(同じく囲碁棋士で紫綬褒章を受章している木谷實とともに発表)。そのほかにもこれまでにない新たな囲碁の手法を次々と生み出し、卓越した戦績を残した。1967年には、公益財団法人日本棋院より、大倉喜七郎賞を受賞している。

著書に、「呉清源打棋全集」「現代の名局」「すごく見やすい 名局細解」「現代囲碁大系」「現代囲碁名勝負(シリーズ)」「呉清源自選百局」「官子譜・囲碁手筋の源流」「囲棋革命」「日本囲碁大系」「100万人の詰碁」「寿石不老」「二十一世紀の打ち方」「21世紀の碁」などがある。

また、囲碁関連のみならず、随筆や回顧などの著書も多数。その作品に、「以文会友」「呉清源棋話」「随筆莫愁」など。

神奈川県小田原市にある病院にて死去。死因は、老衰であった。100歳。

タイトルとURLをコピーしました