片山豊

(かたやまゆたか)
実業家・企業家。日産自動車のアメリカ現地法人初代社長。1968年のメキシコオリンピックでは銅メダルの獲得に貢献した元サッカー選手である片山洋の父。

慶應義塾大学を卒業後、1935年に日産自動車株式会社に入社。全日本自動車ショウ(現在の東京モーターショー)の開催・出展に尽力するなどしたのち、1960年にアメリカに渡る。その後、現地日産自動車(アメリカ法人)の初代社長に就任した。

特に、現在までの長きに渡って高い支持を集め続けているスポーティカー「フェアレディZ」の生みの親として有名。アメリカにおける日本の自動車ビジネスの第一人者として、米自動車殿堂入りも果たした。

また、「浜松市やらまいか大使」として、生まれ故郷である静岡県浜松市のPRに尽力するなど、晩年まで精力的な活動を続けた。

本人が登場する関連書籍には、「Zをつくった男」「Zカー」「覇者の驕り – 自動車 男たちの産業史」「ダットサンの忘れえぬ七人 – 設立と発展に関わった男たち」などがある。

死因は、心不全であった。105歳。

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