富塚三夫

(とみづかみつお)
労働運動家・政治家。元総評事務局長・衆議院議員。公労協統一ストライキ「スト権スト」を指導したことで有名。

1929年福島県伊達郡生まれ。国鉄(日本国有鉄道)への勤務などを経て、国労東京地方本部委員長や国労本部書記長を経験。1983年には、衆議院議員総選挙に旧神奈川5区から日本社会党の公認で出馬し、初当選を果たす。続く1986年の衆議院議員総選挙では落選したものの、1990年の同選挙では返り咲き当選し、社会党国際局長などを歴任。通算で衆議院議員を2期務め、1996年の選挙で落選したことを契機に、政界を引退した。

1800年代半ばから1900年代前半にかけて活躍した帝政ロシア末期の祈祷僧であるグリゴリー・エフィモヴィチ・ラスプーチンにかけ、「労働界のラスプーチン」と呼ばれていたこともある。

受賞歴に、十字型功労賞(ポーランド大統領レフ・カチンスキより授与)などがある。

死因などの詳しい情報はよく分かっていない。86歳。

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