帆足正規

(ほあしまさのり)
能楽笛方森田流。京都能楽囃子方同明会元理事長。

京都大学に在学中、森田流である貞光義次に師事。以後、笛方として着々とキャリアを積み、数々の作品を手掛けるようになる。

手掛けた作品には、新作能「鞆のむろの木」や「紅葉賀」、新作狂言「維盛」や「死神」、「夢てふものは」などがある。

京都府京都市にある病院にて死去。死因は、大動脈弓部破裂であった。85歳。京都・平安神宮で行われた京都薪能にて「杜若」を上演中に倒れ、後見のスタッフが客席に見えないよう配慮しながら人工呼吸やAED(自動体外式除細動器)による蘇生措置が施された。その後、病院に緊急搬送されたものの、死亡が確認されたという。なお、能はトラブル時も続行する習わしであり、舞台はそのまま継続され、粛々とエンディングを迎えたとのこと。

タイトルとURLをコピーしました